CELLO

ここでこれまでの
作品をひとつずつ紹介していきましょう。



まずは、これ。

(C)


これは
この業界に入るきっかけとなったキャラクター。
T-シャツとしても販売中。


このPLANTS'MUSICシリーズは、大好きな楽器を
なんとか自分でうごけるような立ち位置にもって行きたくて作り上げたもの。



もともと弦楽器が好き。でもって、中低音系でなおかつ木で活きてる楽器。CELLO。



CELLOのイメージは、
いつも奏者に抱えられながらゆっくりと、そして軽やかに音を奏でる。
まるで転んだ子供がやさしく抱きおこされた風情。



私がキャラクター製作において心がけているのは、
極力その物自体に無いものを都合よく付け足さないということ。
そして、服を着せない。



例えば、
どんぶりのキャラクターを考えるとして、
どんぶりの下に勝手に身体を付け足さない。
実際に描くとしたら、どんぶりの縁が変形したようなものか、
模様が転じたものか、その物自体が持っているものを動かす、描く。
からだに模様はあるけど、服は着てないだろう。



ということで、
手は、通常のCELLOにあるfのマークを変形させたもの。
頭はもともとくるくるとまるまったデザインを活用。
ペグもひげとして。
足は楽器自体を支えるステッキ状の棒が2本に分かれたという設定。
さすがにそれだけだと痛そうなので、皮ケースでつくられた安全靴を履かせてみた。


やわらかい音が聴こえてきませんか。


初めてまともに描いた作品。


パステル大好き。
でも、はじめはフィクサチーフで顔料を固定させることさえ知らなかった。
そして、いまでも実線をひく時は緊張するし、逃げたくなる。



その代わり、どんどん出来上がってくるとこれがまた愉しいんだよなぁ。



なんてことを教えてくれた記念碑的な作品。



【BGM…INXS/Kick
MOTLEY CRUE/Dr.Feelgood
SO-FI/So-First】