工藤村正来日記念展 2顧目

1/26に
再度「工藤村正来日記念展」に訪れた。




前回は、
フラッと立ち寄ったのみ。
今回は、工藤村正様も在廊されているとのことだったので
ご挨拶を兼ねてゆっくりのつもりで。


結果、今回は体調を崩されているとのことでまたもご挨拶の願い叶わず。



その代わり、
じっくりゆっくり拝見することができた。


まずあらためて感じたことは、肉筆の熱には適わないと言う事。
描かれているものが「素晴らしい」のは当然として、
やはりシルクスクリーンなどの複製では感じ取れない描線の流れ、
迫力が数十倍の圧と肉筆から伝わってくる。
視点の留まる絵のほとんどは、オリジナルと記された物であった。


これまでもそうであった。
描き手の力量が上であれば上であるほど、
肉筆と複製の差は開くばかりだ。


今回、特に気になった絵画は2つ。
Perfume」、そして「Begin」。


Perfumeは黒地にパステル調の白いラインで女性が描写されている画である。
そこにうっすらとほのかに
髪の毛(頭)のライン、
身体の要所(乳房/内股など)をあらわすライン、
そして、足首にかかるラインとして、
目立たない濃いブルーのラインが施されている。
その青いラインが
身体の曲線、黒髪、そして、漣もしくは緑豊な大地など全てを表現している。
正しく〈夜の薫り〉を思わせる。


Beginはそれと対照的に明るい色合いで楽器(GUITAR)をモチーフとしたもの。
その中のペグ部分に施された黄色く輝く光の線。
明るいとはいえ、その落ちついた色調の中で、
自然と視線が釘付けとなる。


しびれるなぁ。


次回、また様子を見に行ってこよう。
隠し作品として、数点入れ替わるらしいので。


まるで「三顧の礼」ですな。
そうだ、サインもらおっと。



工藤村正 来日記念展
会  期/ 2012年1月11日(水)〜2月10日(金)
時  間/ 11:00〜19:00
休 廊 日/ 日・月曜日

お問い合わせ先 REIJINSHA GALLERY, Tokyo 
〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-2 みつわビルB1
TEL:03-6215-6022
http://www.reijinsha.com/r-gallery.html


風邪のはやるシーズンです。
皆さんも体調管理に気をつけましょう、ね。



【BGM…SIMPLY RED/It's Only Love
GARY McFARLAND/The In Sound
AMY WINEHOUSE/Frank
LULU/Independence】