役者

最近気になること。

ドラマなどに出演されている
俳優さんたちに求められているもの。



この昨今、
俳優さんたちに求める演技力の天秤は
より自然に振舞えることの方が良し、
とされているように思えるのは何故だろう。



確かに
ドラマの中で演出されている
セカイは異質なものでぇ、
その中に彼らは生きているとすれば、
それが自然に演じられているのは
GOODなのだと思う。


でも、BETTERか?


異質なセカイを自然に演じられることが
役者としてBETTERか?


答えは当然ながら
私の中では
NO。


異質な、
いくら現実世界を
モチーフにしているとはいえ、
やはりドラマのセカイである。



ドラマチックなセカイが背後には
あるはずである。


喜怒哀楽、
予測、予知、
この現実セカイからは
夢、ともくされるセカイ。



多少オーバーに、
多少派手に、
多少ストイックに、
それでいて
違和感なく
演じられる者が役者なのではなかろうか。


そう。


演者なのである。




私は、
リアルに演じられる俳優は好みではない。


多少不自然ではあるが、
違和感なく見ていられる。



セカイを感じられる、
演じられる、
そんな人が役者なのだと思うのだが、どうだろう。




現実世界。
あなたの住んでいる街にも
ドラマに出ている俳優さんよりも
不思議な立ち居振る舞いをする方見たことないかな?



少なくとも、
私の中ではそのセカイを演じていて欲しく思う。



主役はオーバーに、
その周りを固める役者はしっかりと。
空気みたいな主役は目に入らない。






一方、
コスプレと称される服装をしている方。



あのコスプレの元は
アニメ的色彩のものが多そうであり、
それは
見たものにインパクトを与えるため、
視線を得るため、
これまた多少色鮮やかに
明暗の際立つ色が与えられているわけでぇ。



それを真似て
街中で着るとどうなるかと言うとぉ、



派手すぎるわけだよ。



現実世界に
あのコスプレの元となる
彼らがいたとすれば、
例えば、
あの赤いジャケット。
もう少し渋い、臙脂色。
もしくは赤に近い茶色になろうか。
ネクタイ/シャツにしてもそう、
気持ちの良い色を着ていたんじゃないかな?


現実世界に
あのコスプレの元となる
彼らがいたとすれば、
例えば、
あの真っ青なズボン。
もう少し色身の落ち着いた紺。
デニム。
そして、蒼。
見ている側も気持ちの良い色を着ていたんじゃないかな?




要は、
玄人と素人の演じ方。
表し方。


単純に
ノビシロを与えてはいけない方向に
お互い進んでいってしまっているようで
哀しいのです。



物足りないと感じているのです。




アドリブと称して
芸人の遊び/趣味を映像として垂れ流すバラエティ番組。
自然な反応/振る舞いを視聴者が感情移入できるとして
素晴らしい演技と称してBGM的に放送されるドラマ。
あの憧れのキャラクターになれると勘違いして
現実から浮き上がる色彩を身に纏う素人。
グルーブと称して
訳もわからず声を張り上げるだけ、
愚痴をこぼすだけの音楽。




なんだか
哀しくなりませんか?




もっと良質なものを、
もっとBESTなものを。













そうそう、
XJAPANのTOSHIさまとマイミクになりました。




【BGM…FOOL PROOF/No Friction
  ROXY MUSIC/Country Life
  WARREN CUCCURULLO/Machine Language
   VITAMIN-Q/Vitamin-Q
  DOROTHY ASHBY/Afro-Harping
 ABDUL RAHIM IBRAHIM/Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son】