SAUDADE

良い言葉ですね。



たくさんあるポルトガルの言葉の中で
数個ある翻訳できないとされる言葉。



翻訳できない、
というのは語弊がありますか。



うまく言い表せない言葉。



簡単に書いてある辞書を見回してみますとぉ、



『切望』
とかぁ
『渇望』
なんてことになりましょうか。



でも、
気にしてみると
そんな一語で言い表せるほど簡単ことばでなく、
たしかに説明しにくいようでぇ。





もともとは
片方からの
一方的な思い。



切実な
思いはあるのに
それが叶うかどうかわからない。



例えば、
昔。



航海に出たとして
無事に家に帰れることが保障されない時代。
そんな状況で再会を願う気持ち。




今ならば、
上京して
夢を果たすまであの場所に帰らないと決心したものの、
やっぱり「逢いたい」と強く願う気持ち。



逆の場合もそうか。




上京させたものの
簡単に会うわけにはいかない。
でも、やっぱり顔だけでも、
元気な姿だけでも見たい、と強く強く想う願い。





音楽好きな人ならば、
すっごく好きだったバンドが解散…。
もしくは
すぅごく好きな歌い手さんが引退…。
また、いつか
あの音楽/声を生で聴きたい、と思う
『ふぅ〜』って感じ。




わかるかなぁ。





つまりは
『恋しい』と思う気持ちより
もっと別の強い想い。






言葉では
説明できないけど、
感じることのできる言葉。





『SAUDADE』な気持ち。




気持ちは『SAUDADE』。




グッときませんか。





そんな絵を








描きましょう。



【BGM…EXTREME/Saudades De Rock】