まさにここから

ここ数年
男子の名前で
「○一」という名前も
少なくなってきているようですね。








ご存知の通り、
「一」という字は、
‘一(はじめ)’とも読みます。




そこからもわかるように、
この文字には
『はじめに』『まずは』
と言う意味が込められています。






と言うことはどういう事なのかと言うと、
想像できているとは思いますが、
あらためて
想像してください。





一本の線、
はじめ。




漢字の世界は、
まさに
この横一本の線から
動き始めたのです。




平仮名
片仮名よりも
遥か
遥か昔。






一本の線。
まさにここから。






女子の『子』の字と同じように、
男子の『一』にも同じような思いを感じませんか。





はじめからおわりまで。





それよりも
まずはこうあって生きていって欲しい、
まさにここからはじまって欲しい、という
正直で切実な感情。





『まずは○○でありますように』








またなんか
グッと来ませんか。






名前に
『一』が付いているだけで
羨ましく感じます。






例えば、
『裕一』というお名前。
『まずは心ゆたかに生まれてきますように。
 ゆたかと言うところからはじまって、
 そして、これからもゆっくりとした
 余裕のある人生がはじめられますように』






知らず知らずのうちに
これまた
知らず知らずのうちに…。






わずか横棒一本で。







一ってすごいと思いませんか。





一番初めに
生まれたであろう
簡単にして
究極の文字。





長い人生への願い・祈りを
たった
たったの一本で表す。






名前に、
“一”の字の付く方。







自分の名前に付いている
漢字一文字一文字の意味を感じながら、
どうぞ
《まずは》
という言葉を添えて
自分の名前の出発地点へ
想いを馳せてはいかがでしょう。




きっと
あらためて
歩きはじめられるかも知れません。





あらためて
はじめの一歩、初心。






“一”から




深呼吸して
まわりをゆっくり
見まわしてみませんか。




見失いがちな
“まずは”出発地点を。







まさにここから。











※因みにちょうど今年は子年です。
十二支の中の
“はじめ”と“おわり”を
やさしくつないでいます。



【BGM…GOTTA BAND/John Mcvie's Gotta Band With Lola Thomas
         DEODATO/Deodato2】