ひひのは

5/10は
母の日でした。




たまたま
5/7に時間が取れたので、
普段何もしてあげられていないので、
お花屋さんでカーネーションの鉢植えを発注。



ちょうど
5/10に着いて、
箱を開けたら、お花が満開になっているような
見事な蕾(つぼみ)状態のカーネーション




薄紫と淡いピンクの中間色といった感じの色合い。
それを一鉢。





以下、注文時のお店の方(A/B)との会話。




私「母の日に贈りたいのですが、地方発送できますか?」

店A「もちろん、出来ますよ。では、今日発送してもよろしいですか?」

私「えっ?今日は5/7ですよ。そんなに時間がかかるんですか?」

店A「お花は早いうちに届くときれいですよ。」

私「いや、母の日に届けたいのですが…」

店B「お花はきれいなうちがきれいですよ。」

私「あの、普通の意味合いの花ではなくて、母の日に届けたいと言っているのですが…。」

店A「あぁ、そうですか…。早いうちがきれいなんですけどねぇ。」

私「これは切花なんですか?鉢植えだと思っているんですが。」

店A「…鉢植えですけど。」

私「…結局、母の日に届けるにはいつ発送なんですか?」

店A「5/9ですね。」

私「じゃあ、その日でお願いいたします。」



なんて不毛な会話だろう。

6日の菖蒲(アヤメ)、10日の菊』ということわざを
知っているかい。


5/5の端午の節句には菖蒲を飾りますね。
同様に9/9の長陽の節句には菊を飾ります。
結局、記念日の一日後では何の意味も持たないといったことわざです。


早いに越したことはないが、
この場合は何の意味もない。





で、
結果どうなったかというとぉ、


以下、実家からの電話。

母「お花届いたよ。ありがとうね。」

私「よかった。今日届いたんだ。」

母「二鉢も届いたよ。メッセージカード読んだよ。」

私「二鉢?メッセージカード?入れてないよ。」

母「北海道が楽しかったとか、ユキって名前が入っていたよ。
 北海道で何したんだい?」

私「誰がユキだよ?私は男だよ。
 そもそも北海道には行ってない。」



いやな予感的中。


これまた違う人の贈り物がいっているようで…。

母曰く、違う人の想いが込められているように感じたらしく、一言。



「気持ち悪い!」




そりゃそうだね。

そのまま、その花屋に怒鳴り込み。



私「注文と違うものが行っているみたいなんですが…。」

店「発送に関しては、宅配業者のところに行っていただけますか?」

私「いや、住所は合っています。」

店「じゃあ、うちかしら?」

私「だから、来たのですが。中にメッセージカードが入っていたらしくて。
 その家の方のほうが心配ですよね。」

店「どうしましょう。店長!」

ここで店長登場。

店長「これはわざわざ知らせていただいてありがとうございます。
  品物に関してはそのまま受け取っていただいて良いですよ。
  そして、新しくカーネーションを送らせていただいてよろしいですか?」

私「いまからでは要らないです。」

店長「そうですね。申し訳ございません。
  では、他のお花を送らせていただいてもよろしいですか?
  この胡蝶蘭なんていかがでしょう?」

私「これは良すぎです。高価じゃないですか?」

店長「いや、こちらの不手際ですから。」




うむ、
わかればよろしい。
 

間違えられた二鉢のカーネーションを着払いで返送し、
その代わり、母の日一日遅れで紫色のそれは見事な『胡蝶蘭』が手元に届きました。



あぁ、
北海道のユキちゃん宅は今頃どうしているだろうか。



【BGM…JOHN ZORN/Elegy】