気がする。

最近、
慰める言葉として
「陽はまた昇る」ってのをよく耳にする。


このご時世に、
まだ太陽の方が動いていると思っている人が
いるのだろうか?
確か誰かが天動説って言ったかな。


内緒ですが、
地球の方が動いていることを
うっすらと知っているので
首をほんの少し傾げる。
これも確か地動説って誰かが言ったかな。


なので、正確には
『地はまた沈む』
なのではないだろうか?


希望がない?



でもね、人の目は先を見るために真ん前に付いているの。



未来は止まらない。
当然ながら、一秒先も未来。



復旧には、
「回顧よりも希望が重要」、だという人もいますが、
私には回顧も充分に必要だと思えます。



今はもう会えない、出会えない
たくさんの人を思い出し、
たくさんの会話をする。



そこにも、必ず安らぎはあります。
そこから、這い上がる力をもらうことがあります。



なによりも
回顧がなければ、希望は持てないように思うのです。



そういうもんなんじゃないでしょうか。


でも、嘘はいけない。
そういう時はこう言いましょう。


「陽がまた昇るような気がする」


ほら、
この方が何となくあったかい希望があるような気がしませんか。



【BGM…THE POLICE/Reggatta De Blanc
    JOE MORELLO/Collections
    METHOD OF DEFIANCE/Inamorata】