一昔前、
芸人さんと言えば、
身の周りの人よりも
｢できない｣ことを笑いにしていたように思う。
できないことが笑いを誘発させていたようにも思う。
少々おつむがよろしくない。
落ち着きがない。
集中力がない。
でも、見ていて和む。
楽しい。
だからこそ、見ている人が元気になった。
この頃の風潮は、
｢できる｣ことを売りにしているみたいね。
おもしろさよりも優先させてね。
料理がうまい。
雑学が豊富。
本が書ける。
そんなの見ていて笑えるかい?
できないことを指摘する笑いは、本当に視聴者が求める笑いなのかな?
あざけり?
からかい?
そんなのは、
他の立派ともいえる文化人に任せておけば良いのに。
私は、
昔ながらのできないことを売りにしている芸人さんって、
好きなんだなぁ。
漫才でも、つっこみが常識人ではなくて、
普通の感覚ぐらいが見ていて面白い。
だからこそ、発見があるようにも感じる。
まちがっちゃいけないのは、
｢さむい、すべる｣ ＝ ｢つまらない｣ではないんだよ。
さむくても、すべっても
笑えないよりも数倍上って事。
まぁ、そんな話。
【BGM…三上博史/Ego
JIMMIE SPHEERIS/An Evening With
JAMES WALSH GYPSY BAND/James Walsh Gypsy Band
OTIS REDDING/Otis Blue】
