海外のお気に入り小説

皆さんは、Michael Bondという方をご存知だろうか?


聞いたこともないかな?
英国のキャラクターとして有名な
熊のパディントンの生みの親といえば、
察しがつくだろうか?


そのマイケル ボンドさんが、
大人が楽しめる娯楽小説を書いているのです。
(熊のパディントンを子供向けとしたならば)


それが今回ご紹介したいMonsieur Pamplemousseシリーズである。


パンプルムース(…仏語でグレープフルーツの意)氏は元パリ警視庁の敏腕刑事。
ある事件をきっかけに退職し、
警察犬であったポムフリット(…仏語でフライドポテトの意)を相棒としてひきつれ、
もともと美食通でワイン好きであったのが功を奏してか、グルメガイドの記者となる。


そんなパンプルムース氏を主人公として、
大人用にほんの少々艶っぽく味付けされた
ミステリーが展開されていく。


グルメガイドの記者という設定上、
フランス各土地のガイド(地図を広げて足跡をたどるのも面白い)はもちろん、
その各土地土地のワイン・美食についても豊富な薀蓄が傾けられていて、
自ずと味蕾をくすぐる。


フランスのガイドブックとしても、かなり質は高いように思われる。
現在、翻訳本(シリーズとして7冊)が創元推理文庫から出版されているので、
興味のある方はぜひご一読を。


早く新しい翻訳本が出版されないかなぁ…。


【BGM…EXTREME/Extreme
    CHEAP TRICK/Woke Up With A Monster】